smily8book’s diary

図書館大好きなワーキングマザーの読書レビューです♪

彼女の家計簿 読みました

彼女の家計簿 (光文社文庫)

 

図書館で偶然見かけて手にとって見た本、オススメだったので紹介します☆

 

 

家計本…ではなく(笑)

家計本大好きなのだが、これは家計簿の本ではなく小説

戦中家計簿の傍らに小さく書いた日記から、孫が激動の時代、

幼い娘(孫からすれば母)を捨てて出ていった祖母の事情を知るという内容。

 

普段小説読まない私が・・・

正直 普段読むのは実用本ばかり(´-∀-`;)

自慢じゃないが、ほとんど小説って読まないんだけど

この本は寝る前布団の中で開けたら、そこから閉じることができる一気読み!

そんな破壊力のある本

 

激動の戦前、戦中、戦後

日記から浮かび上がったのは貧しく不条理な時代をひたむきに生きた女性の姿。

夫が出兵した後 姑と二人で暮らしているさなか 乞われて尋常小学校代用教員の職に就き、そこでの仕事を全うしようとする元祖ワーキングマザー

 

産後3週でフルタイム復帰?!

育児休暇はおろか、産前産後休暇という概念も無い時代、

初めての子供を出産したあと3週間でフルタイムに復帰するという、

からしても驚愕の存在。

 

嫁入りの着物でやっと得た食料を…涙

切なかったのは、食べ物に困り嫁入りの時に父母が持たせてくれた大切な着物を物々交換に出してやっと手に入れた食べ物を警察の人に没収!(≧ω≦ )

しかも、没収した警察の人自身が、すぐ横の八百屋に売る…なんていう不条理描かれていて、思わず涙が出る

 

本=違う人生 広い世界を見せてくれる存在

私にとって本は違う世界 違う人格を見せてくれる存在なんだけど

まさにこの本で戦中戦後にタイムスリップできた

 

 ちょうど仕事で落ち込むことがありあったんだけど

自分の悩みなんてヌルいよな、と力づけられた

とりあえず、食べ物があり、安心して眠れて、疎開もない

それだけで十分幸せなんだなと気づかされる



普遍的な悩みも

疎開絶対的貧困、出兵・・・・そんな今日とかけ離れた日常が描かれてた反面

ワーキングマザーとしては21世紀と普遍的なテーマもあってそれも読ませる

 

ワーキングマザーとして生きる私には大先輩なわけだが、

結婚したら仕事を辞めるのが当たり前 

子供産んだらな男と育児に専念するのが当たり前

という時代

職業というやりがいを持ちそれを貫きたい

というシンプルな願いがこの時代の女性にも同じようにあり

それは往々にして周囲からは理解されないというジレンマは、今日の

全く自分と同じでシンクロした。

 

まとめ 

今を生きている私には他の人を生きたり 広い世界を見たり

なかなかそういうことが難しいのだが、

本はそういう世界を垣間見せてくれる存在 いつも感謝しています  

彼女の家計簿、おすすめです